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 道美展について 

 北海道美術作家協会(道美展)は、当時狸小路にあった「郷土料理 屯田の館」の経営者であり、美術愛好家の原賢司らによって1967年に設立された。
1969年にサンデパートで第1回展(創立展)を行い、以降1977年には第10回記念展を北海道立近代美術館にて開催した。
原賢司は16歳の頃から油彩を描き、大自然の豊かなモチーフに恵まれた北海道の風景を生涯描き続けた。動きのある力強いタッチで描く「ライラック」の絵が有名である。
原は道展に入選していたこともあり、絵描き仲間との幅広い交流の中から画友や地域の美術愛好家と共に、原が中心となって私財を投じ、道美展を設立するに至った。

 

 原自身は豪放磊落な性格で、ビルの屋上で何百号のキャンバスにライラックの絵を描き、その様子を上空から撮影した写真が当時大々的なニュースとして新聞にも取り上げられた。道美展懇親会においても、手品やパフォーマンスを自ら

披露し、参加者を和ませたという逸話が残っている。
 

 この様に、原は道美展の発展と北海道美術界の振興に尽力し、1988年札幌市民文化
奨励賞を受賞している。

 他の部門については、道美展創立から十数年後の第10回記念展で初めて写真部門が加わり、原の盟友である名取川千両などが在籍した。その後工芸部が加わり、現在の三部体制となった。

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絵画部会員・会友 一覧(2019年現在)

会員          (会員推挙)


 麻生 恵陽 (帯広市)  2010年
 伊丹 清仁 (札幌市)  2003年
 伊藤 金丸 (旭川市)  2009年
 犬飼 好清 (札幌市)  2009年
 遠藤 武夫 (札幌市)  2011年
 大窪 淑恵 (東京都)  2013年
 大渕 佳代子(札幌市)  2014年
 片桐 抄織 (札幌市)  2007年
 上平 朝生 (札幌市)   2008年
 近藤 敦子 (余市町)  2018年
 酒井 弘樹 (千歳市)   2012年
 澤口 晃介 (札幌市)  2007年
 田上 巧雪 (奈井江町) 2016年
 長澤  進 (千歳市)   2015年
 長瀬 一志 (札幌市)   2018年
 鍋谷 尊之 (岩見沢市) 2016年

 福井 洋紀 (北見市)   2019年
 藤守 聡子 (札幌市)   2019

 山  愛実 (札幌市)   2007年

 

 

会友
 

 伊藤 正清  (札幌市)

 大島 昭子  (札幌市)
 片桐 好美  (札幌市)
 小菅 正俊  (札幌市)
 田中 和代  (札幌市)
 深瀧 クミコ (札幌市)
 細見 達憲  (札幌市)

 

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絵画部長 伊丹 清仁

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